休校のあいだ平日の午後1時~3時に
オンラインで合同のお絵かきをしてみます

はじめまして。
言い出しっぺの井上ヤスミチです。普段はイラストレーター、画家、こども向けの工作の先生などをしています。

ご存知のとおり、新型コロナウィルスの感染拡大への懸念から、全国の小中高校が一斉休校になりました。急な長い休みで、家で退屈になったり、寂しい思いをする子が増えるでしょう。絵を描く者としてなにか無理なく役に立てることはないかなと考え、平日の午後1時~3時に、オンラインで合同のお絵かき会をやってみることにしました。

MagicalDrawという無料のウェブ上で動くサービスを利用します。お絵かきチャットとか絵チャットと呼ばれていて、スマホやタブレットやパソコンを使い、参加者全員で一枚の紙に、それぞれが好きな絵を描くような感じのものです。難しい登録もなく、アプリのダウンロードも不要(スマホからなら[ブラウザ参加モード]をタップして入場)で、無料で参加できます。

僕も仕事があるので、そこでずっと絵を描いているわけではなくて、子どもが好きなように絵を描いている中にたまに現れてなにか描いていなくなる、というゆるい関わりかたになると思います。1時~3時は、プロの絵描きさんがほんの5分とか10分の時間でも描きに来るようになるといいなと考え、現在32人もの絵描き仲間の賛同を得られました。時々プロ(と言ってもジャンルは様々)が現れます。

平日の昼1時~3時に開催。その後も描くことはできますが、夕方5時ころに一度絵を消して、次の開催の告知を書いておきます。5時以降に描くのはやめましょう。夜間や午前中や休みの日まではチェックできません。平日昼の1時に待っています。

↓の画像は2/28におためしでやってみた時のもの。入れ代わり立ち代わり、のべ20人くらいで「すきなたべもの」というテーマで描きました。クリックすると拡大表示されます。ギャラリーのページに他の開催日の絵も載せています。

注意

参加は無料ですが、普通のお絵かきアプリと違って、常に通信をするので、通信料がかかります。つなぎ放題のwifi回線での利用をおすすめします。


数日やってみてわかったことですが、お絵かきのツールの使いかたがちょっと難しいので、絵を描くのが好きな子でないと難しいかもしれません。また、一生懸命絵を描いている他の参加者を大事にできずに邪魔してしまうと、ケンカ(塗りつぶし合い、消し合い)が起きます。エスカレートして周囲も巻き込むぐじゃぐじゃの塗り合いになることがあり、手間暇かけて描いた絵が潰されるととても悲しいです。ここは戦いの場ではなくお絵かきの会なので、他の人の絵を大事に出来る人でないと困ります。もちろん個人差があるので一概に言えなませんが、【デジタルで絵を描くこと】【他者の絵を大事にできること】を鑑みると、小学校3年生くらい以上が推奨年齢かなと感じています。小さなお子さんには親御さんがついてアドバイスしてあげてください。


お絵かきチャットは、絵を描いて交流することが目的ですが、もちろん字だって書けます。インターネット全般に言えることですが、知らない人に自分の本名などプライベートなことを教えない、誘われても絶対に会わない、等々の、ネットを使う上での注意事項をこの機会によく話し合ってから、使うようにしてください。ニックネームや匿名で参加できます。交流の場を提供するだけで、常時監視をしているわけではありません。参加者同士でなにかトラブルが起きても、呼びかけ人としては責任は負いかねます。自己責任でご参加ください。


はじめて絵チャットをする人も来ます。せっかくかいた絵がまちがいでだれかにけされちゃったりすることもあります。自分がまちがってだれかの絵をけしてしまうこともありますが、みんなさいしょは失敗するのであんまり気にしなくてだいじょうぶだよ。


こちらではあまり管理するつもりはありませんが、人のかいた絵をわざと消しつづけたりするような人には出ていってもらいます。そういう人ばかりになるようでしたら、お絵かき会をやめにします。なかよくつかいましょう。


あたりまえですが、人が悲しむようなことはかかないでね。


とりあえず、一日に一度、共通のテーマを出してやっていこうと思います。「すきなたべもの」「うみ」「かわいいもの」「モンスター」「みらいのせかい」とかかな。


夕方5時くらいに、いったんまっ白にけします。せっかく描いたものを保存したいという参加者は、描いた絵を画像としてダウンロードすることが出来ます。ルーム内で「保存」ボタンで保存ウィンドウを開き、「キャンバスをダウンロード」ボタンをクリックすればオーケー。